月: 2017年8月

  • 鼻腔内のできもの

    1週間前後で、薬の効果が出て改善・好転がみられる

    鼻腔内におできや湿疹などのできた場合は、抗生物質剤や副腎皮質ホルモン剤入りの軟膏や液がよい。テラマイシン軟膏リンデロンVG 軟膏などの塗布をすすめる。前者は、強力な塩酸オキシテトラサイタンという抗生物質が含まれており、後者には湿疹を早く治す成分と抗生物質のゲンタマイシンが入っている。

    これら鼻の疾患は1週間前後で改善、好転のみられることが多いのだが、悪化するようであれば専門医に相談すべきである。

  • 鼻かぜ

    花粉アレルギーにも効果のある抗ヒスタミン剤

    鼻の病気というと、鼻づまり、鼻アレルギー、副鼻腔炎などがあげられる。かぜをひいたための鼻水や鼻づまり、呼吸の苦しさから鼻を強くかんだあとの耳への影響などは煩わしいところである。

    塵埃や煤煙をすっての鼻炎や、春先のいろいろな花粉の刺激で起こる鼻アレルギーなど、鼻は敏感な場所でもある。薬局の調剤室でも、粉薬を調剤しているとクシャン、クシャンと鼻アレルギーを起こすことがある。

    かぜをひいた場合の鼻水や鼻づまりは感冒薬を飲むと、たいていは治ってしまう。感冒薬の中に抗ヒスタミン剤が入っているからである。一時的な鼻づまりは蒸しタオルで温めると、鼻の中の血管やリンパ管が拡張し、鼻汁が出てトンネルの中がスッキリする。点鼻薬として市販されているものは噴霧式のものが多い。スプレー式で便利である。点鼻液は末梢血管収縮薬が入っており、鼻腔内粘膜のうっ血、腫れを除去する。1~2回ずつ噴霧すると鼻がスーツとする。

    最近では、こんな末楷血管収縮剤に抗アレルギー作用をもつ副腎皮質ホルモン剤を加えた薬なども使われている。作用が強いので幼児の使用は禁止され、また3~4回の噴霧が指示されている。また成人の場合もあまり頻繁に使用すると、鼻の粘膜を刺激して鼻血を出すこともあるので使用上の注意点を必ず守ること。

  • 蓄膿症

    切らずに治せる蓄膿症の薬はあるか

    鼻の病気で手に負えないものに蓄膿症(副鼻腔炎)がある。黄色の粘液性のうみが出て臭気をもつようになる。その苦痛は鼻だけではおさまらず、ふだんでも頭痛が起こるために思考力が鈍り、子供では勉強嫌いになったりする。

    気道の感染源として問題となっている。急性と慢性とがあるが、急性から慢性へと移っていくものが多い。鼻腔のまわりにある副鼻腔中に炎症が起こり、うみがたまるのである。慢性副鼻腔炎の治療には手術療法と薬物療法とがある。粘膜の病変を改善して、排気、排膿を図り、正常な副鼻腔機能が営まれるようになれば完治する。薬物療法の主軸は抗生物質である。また抗炎症作用、抗アレルギー作用に期待をかけて副腎皮質ホルモン剤、抗アレルギー剤も使用される。

    また、たんばく分解酵素に抗炎症作用、組織透過促進作用、粘膜修復作用のあることが明らかになり、蓄膿症を切らずに治せるのではないかと期待されている。

    蓄膿症や肥厚性鼻炎などによく効く漢方成分が入っている。手術的療法は蓄膿症を根治させる唯一のものである。いずれにしても専門医と相談することが肝要、しろうと診断は厳禁である。

    蓄膿症による 嗅覚の衰えがなた豆で復活した

  • 耳鳴り

    耳鳴りは内科系疾患によって起こることもあるから原因をよく確める

    高血圧の人や更年期障害の婦人では耳鳴りを訴える人は多い。これは直接、耳が病気になったわけではなくて、内耳性あるいは後迷路性の微小循環、新陳代謝の障害によって起こることが多い。

    もちろん外耳、中耳、耳管などの病気によっても起こるので原因となった疾患の治療で治癒する場合もある。メチコバール などがある。

    また代謝賦活、微小循環改善を期待してエスファイトゴールドなども効果がある。
    なお、耳鳴りは一度はじまると治療の困難な場合が多い。
    民間療法だと耳鳴り・難聴を解消などもあります。

  • 外耳道のできもの

    耳鼻科へ行くまでの応急処置

    外耳道のおできにはまず、オキシドール またはアクリノール液(0.1%)を脱脂綿につけ耳内を消毒し、清潔にしてから抗生物質剤を塗布する。

    要指示薬だが、いくつかの軟膏剤の塗布をすすめる。冷やすための湿布もよい。また抗生物質剤や消炎酵素類の内服は、治療の効果をより確かにする。うみをもっている場合もこれらの治療でよいが、うみが出たらよくふいておくことが必要である。
    そうしないと耳たぶに湿疹を起こして治りにくくすることがある。

  • 耳のかき傷、湿疹

    耳に水が入ってしまった時は

    プールで汚い水が耳の中に入り、水を無理に拭き取るため皮膚を傷つけることがある。また、子供が耳あかを無理にとり出して掻き傷をつくり化膿性の炎症を起こすこともある。

    つねに耳道を清潔にしておくことが必要であるが、外耳道をいじりすぎないことも大切である。特に水泳時の耳の中への水の侵入や耳あかには注意する。
    水泳の水などは無理にとろうとせず、耳を下に向けて2~3回跳躍する程度でよい。耳穴や耳たぶにできた湿疹を掻いてひろげてしまい、ますます苦しむ事例もある。
    こんな症状にはリンデロンVG軟膏。これらには湿疹の炎症を抑え、燥させる成分が入っている。

  • 耳鼻薬

    ときどき救急箱の常備薬をチェックして古い薬は処分する

    どこの家庭にも目薬、噴霧式の点鼻薬などは常備薬としておいてあるだろうが、うっかり忘れて昔のものをおいていないだろうか。古い薬は原則的に捨てること。