急に心臓がドキドキしたり、脈が飛ぶような違和感があったりすると、不安になりますよね。
「この動悸を薬ですぐに抑えたい」と考える方も多いのではないでしょうか。しかし、動悸の原因はストレスから身体的な疾患まで幅広く、薬の選び方には注意が必要です。
本記事では、薬剤師の視点から動悸に効果的な市販薬の種類や選び方、そして病院を受診すべき判断基準について詳しく解説します。
動悸を抑える薬の正しい選び方
動悸を抑える市販薬の選び方を薬剤師が詳しく解説します。ストレスに効く漢方薬や生薬製剤の種類、服用時の注意点に加え、見逃してはいけない病院受診の目安も紹介。急なドキドキや不安を解消し、適切に対処するための参考にしてください。
動悸に効く市販薬の種類と特徴
動悸の市販薬には主に漢方薬と生薬製剤があり、症状の原因に応じて使い分けられます。
ストレス性か身体的な疲労かによって適した種類が異なるため、特徴を理解することが重要です。
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漢方薬(ストレス・不安・緊張による動悸向け)
精神的なストレスや自律神経の乱れによる動悸には漢方薬が用いられることがあります。
- 柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう):不安感やイライラ、不眠を伴う動悸に用いられる代表的な漢方薬です。
- 桂枝甘草竜骨牡蛎湯(けいしかんぞうりゅうこつぼれいとう):驚きやすい体質やのぼせを伴う動悸に適しています。
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生薬製剤(疲労・循環低下による動悸向け)
「救心」などの生薬製剤は、心臓の働きを助ける生薬を配合し、疲労や暑さによる息切れや動悸に用いられます。
一時的な心機能サポートとして使用されることが多いのが特徴です。
市販薬を選ぶ際の注意点
動悸の市販薬は症状の一時的な緩和を目的としており、原因治療ではない点に注意が必要です。
- 長期連用は避ける:数日服用しても改善しない場合は使用を中止し、医療機関を受診してください。
- 薬の飲み合わせに注意:血圧薬や心臓薬を服用している場合は必ず薬剤師へ相談してください。
特に動悸が繰り返す場合は、市販薬での対応に頼らず原因の精査が重要です。
病院を受診すべき目安
以下の症状がある場合は、市販薬ではなく循環器内科などの医療機関を早急に受診してください。
- 胸の痛みや締め付け感を伴う動悸
- めまい、立ちくらみ、失神がある
- 安静にしても15分以上動悸が続く
- 脈拍が1分間に120回以上、または極端に遅い状態
これらは不整脈や心不全など重大な心疾患のサインである可能性があります。
動悸の市販薬と併せて知っておきたい原因
動悸はストレスだけでなく、貧血、甲状腺機能の異常、睡眠不足、カフェイン過剰摂取などでも起こります。
そのため、市販薬で一時的に症状が落ち着いても、根本原因が残っているケースがあります。
原因を正しく把握することで、再発予防や適切な治療につながります。
まとめ
動悸の市販薬は漢方薬や生薬製剤など複数ありますが、症状の背景によって適切な選択が異なります。
ストレス由来であれば改善が期待できますが、心疾患が隠れている場合もあるため注意が必要です。
動悸が頻繁に起こる場合や不安がある場合は、自己判断せず医療機関での検査を優先しましょう。
動悸はストレスだけでなく、心臓やホルモンの異常などさまざまな原因が関係している場合があります。
より詳しい原因や病気の可能性については、こちらの記事をご覧ください。
