要指示薬のホルモン製剤を用いることが多いので気をつける
妊娠、出産という大切な役割のある女性には、さらに更年期、閉経といった、男性にはない複雑な生理現象に伴う病気や異常が起こり易い。男性も、こうした女性の身体のしくみ、あるいは生理の特徴について知っておいていただきたい。
最近の医学の進歩にはめざましいものがある。たとえば不妊症の治療には体外授精・胚移楷、顕微授精などを行なう病院も増えており、更年期障害、骨粗鬆症、高脂血症の治療に、女性ホルモン療法を積極的に行なう医師も多くなっている。
分子生物学の進歩のおかげで、モノクローナル抗体を用いた妊娠検査薬も利用できるようになった。妊娠しているかどうかを、補助的に早く知ることができるので便利である。薬局で売っている。婦人病薬には要指示薬のホルモン製剤が多いので、医師の指示のもとに使用することになる。