ドリンク剤

ドリンク剤には大きく分けて2種類ある

ドリンク剤がブームである。ドリンク剤(製薬業界では、100ml未満の容量のものを、ミニドリンク剤と呼ぶ)は、平成3年の調べでは1年間1900億円も売れたといわれている。

手軽にビタミンを摂取できるからだろう。しかし、これは身体が必要としているのか、ファッション性からの必要か疑わしい。ところでビタミンを、栄養を含んだ食物をとるのと同じような感覚で必要以上に服用しているとビタミン過剰症になり、ちょうど欠乏症と同じ怖い副作用がでてしまうこともあるのをご存じだろうか。

このドリンク剤には、2通りのものが市販されていることを、まず知っておいていただきまたビタミンをたくさん摂っているから安心と、食生活をないがしろにしていないだろうか。そういうことも考えて飲んでほしいものである。

ひとつは、一般用医薬品として厳重な規格のあるドリンク剤で、たとえばリポビタンDやアリナミンVなど、薬局・薬店で売っているものである。

もう1つは、たとえばオロナミンCや鉄骨飲料のように、駅の売店や自動販売機で売っている清涼飲料(機能性飲料)である。

清涼飲料水とは、乳酸菌飲料、乳および乳製品をのぞくアルコール分1%未満の炭酸飲料のことであり、要するに薬ではない。成分は食物繊維、オリゴ糖、カルシウムなどとされているが、薬ではないので、薬効は表示できない。

それに対して用法、使用上の注意、成分などが明記されている医薬品のドリンク剤のように、滋養強壮、疲労回復、体力増強を期待して服用される薬が保健薬である。

保健薬の主剤となるものはもちろん各種のビタミン剤であるが、さらに必須アミノ酸、ミネラル、機能性食品などが加えられている場合もある。強精効果を発挿させる場合に人参、ローヤルゼリー、マムシ、鹿茸、イカリ草エキス、その他漢方エキスの入ったものもある。

ドリンク剤はこう選ぶ

ドリンク剤(医薬品、清涼飲料水に関係なく) は、普通は1日大人1本程度が望ましいだろう。これを食事代わりに飲用するなど、論外である。自分の目的にあったものを飲んでいただきたい。

スポーツや時間外勤務が続いてクタクタに疲れた肉体疲労時には、総合ビタミン剤がよい。精神的緊張が続いて疲れが強い時には、ビタミンC 、ビタミンEの主剤となったものがすすめられる。

読書とかパソコンの入力作業が長時間続き、眼がかすみ、肩がコリ、手足のしびれた時には、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12などが多く含まれたドリンク剤がよい。

妊産婦の方にはカルシウム、鉄分を含んだものがよいが多くは、カプセル剤となる。

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