高血圧

働きざかりの年代からは定期的な血圧測定が必須

高血圧症は、原因の明らかな症候性高血圧と原因不明の本態性高血圧症の2つに分けられているが、高血圧症の大半は、本態性高血圧症である。ここでは本態性高血圧症について述べることにする。高血圧の自覚症状について、調査した報告がある。

この調査では高血圧症患者と正常血圧者の自覚症状(頭痛、めまい、耳鳴り、肩コリ、手足のシビレ) について有意差を認めていない。したがって、自覚症状でもって高血圧を早期発見することはできない。

そこで、高血圧の早期発見には、血圧を測定することである。特に活動的、積極的に仕事に精出す中年以上の方には、定期的血圧測定が必要である。専門医に指導を受ければ、自分で血圧を測るのもさしてむずかしいことではない。.テルモ、オムロンそのほかから自動血圧計が市販されている。

コレステロールの多い食品

100グラム中/mg

  1. あひるの卵
  2. 卵黄
  3. 全卵
  4. うずら卵
  5. すじこ
  6. たらこ
  7. ねりうに
  8. 数の子
  9. 鶏もつ
  10. 豚レバー
  11. 牛レバー
  12. マヨネーズ
  13. カステラ
  14. バームクーヘン
  15. ブルーチーズ
  16. うなぎ
  17. いか
  18. 伊勢エビ
  19. 桜エビ
  20. ししゃも
  21. 小女子(佃煮)

高血圧を予防する5つのポイント

1日8グラム以下に減塩する

本態性高血圧の原因が不明であることから確実な予防法はないが、食塩の摂取量と血圧の相関関係についてはよく知られている。1日の食塩摂取量が20グラムの成人では、平均収縮期血圧(最高血圧)は約150mmHGを示すが、調味料として食塩を用いることを知らないインディアンの血圧は100mmHGくらいの平均収縮期血圧である。

食塩の1日必要量は1グラムとされているので、現在の私たちの食塩摂取量は必要量の3倍ということになる(1人1日食塩摂取量12.9グラム。

高血圧を予防するため、また高血圧の治療としてもこの摂取量をできる限り少なくしたい。1日8グラム以下に制限するのはそれほど困難なことではないが、治療のためには1日5グラム以下で効果の出てくることが多い。

みそ汁のみその量を3分の1に減らす、たくあん、梅干などを3分の1に減らす、調味料として減塩しょうゆ、減塩みそを使うなどが実行しやすい方法であろう。

ストレスをためない

精神的緊張、過労、不安などが長い間続き慢性化すると、動脈の血管壁は肥厚して血液の流れは悪くなる。一定の血流を確保するために血圧は高くなるので、血管壁はますます肥厚することになり悪循環を繰り返す。

ストレス対策としては、平凡だが快食、快眠、快便ということに尽きるだろう。ストレスの解消あるいはこれを回避することは、自分自身の問題として処理できる場合もあるが、職場単位あるいは地域単位で取り組むことが必要となることもある。

肥満に注意

標準体重に比較して20以上のの体重増加を「肥満」と呼んでいるが、肥満している人には高血圧の頻度が高い。体重を減らすと血圧は下がることが多い。したがって肥満しないことが高血圧の予防となり、肥満して高血圧症の人は、減量することがまず第一に始めなくてはならない治療法である。

運動不足

運動不足で血圧が上昇することもある。全身の運動を数十分間続け、汗を流し、呼吸が頻回となり、心臓の樽動が激しくなると血圧は上昇するが、この血圧上昇は蒜的な現象で、その後に血圧下降が続き、全体としてみると、運動は血圧を下げる効果がある。特に肥満して血圧の高い人には、運動療法を続けることをすすめる。

日常生活上の節制

睡眠、栄養のバランス、仕事、運動、休養などに充分な配慮を必要とする。日常生活の乱れは高血圧だけでなく消化器疾患、精神、神経疾患とも関係が深い。

酒を飲んで酔っている時には、一般的にはアルコールの血管拡張作用でもって血圧は下がつているが、その後に血圧上昇が持続するので、全体としては酒は血圧を上昇させる。

ただし、酒の作用は量の問題がからんでくるので、酒が血圧に悪いとばかりはいえない。適量(個人差あり)の酒は、精神的緊張を取り除いてくれるし、善玉コレステロールのHDLコレステロールを増加させる作用を持っている。

身体に入ったアルコールは肝臓で代謝され、その処理能力は体重1kgについて1時間に100mgとされて.いる。しかし、1日量としてアルコール換算で30g以下であるならば、酒の害はないと考えられる。

タバコと喉頭ガン、肺ガン、心筋誓などとの関係はよく研究されているが、タバコと血圧の関係についての研究は少ない。常習的喫煙者と高血圧の間には直接的な相関関係は見出されていない。しかし、タバコは心臓の血管並びに脳血管には明らかに悪い影響を与えるので、高血圧症の人はタバコを喫わないように努力することである。

降圧剤を常用しなければならない人の血圧の目安とは

本態性高血圧の初期では血圧は不安定で、薬を服用すべきかどうか、医者でも迷うことがある。重症高血圧(収縮期血圧200mmHG以上、拡張期血圧115mmHG以上)の人には前述の予防法の実行と同時に薬の服用もすすめる。

軽症高血圧(や中等度高血圧人では前述の予防法の効果のない場合で拡張期血圧が100mmHG以1を示す人は、やはり薬の服用を考慮する。拡張期血圧が100mmHG以下の人でも、

  1. 家族歴に脳出血、脳梗塞、心筋梗塞が認められる。
  2. 高脂血症がある。
  3. 臓肥大、左室肥大がある。
  4. 年齢が50歳以上である。

などの条件を備えている人は、服薬を開始するのがよいと思われる。

血圧の薬(降圧剤を服用し始めた場合、原則的に生涯続けなければならない。途中で薬の服用を勝手に中止すると、危険な場合が多い。主治医の指示により中止する場合でも医師の管理のもとで経過の観察を続けてゆくことになる。

血圧の薬はその作用機序に従って大別すると、利尿剤、神経系に作用する降圧剤、血管拡張剤の3種類に分かれる。本態性高血圧に有効な薬は、医師の処方を必要とする医療用医薬品がほとんどである。
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血圧を下げるのは降圧剤ばかりでなく、生活習慣、食習慣が大きく影響する。薬を使わずに血圧を下げるには詳細情報が紹介されている。