神経性胃炎

自律神経を正常に戻す薬

コンピュータ技術者(SE)やOLなどでは、最近ストレスによる胃腸障害を起こす人が増加している。いわゆる胃神経症(神経性胃炎)である。

食欲がない、胃が痛い、げっぶが出るなどの自覚症状で胃の精密検査を受けても、別に異常は発見されない。けれども、あきらかに自覚症状がある。
胃カメラで異常がないのに胃痛や胃もたれに悩む日本人は多いがこれは消化酵素が不足しているから

その症状の強さは、患者の精神的動揺と並行している。胃症状とともに、不安感、疲労、手足の冷え、動惇、頭痛、肩コリの不快を訴える(不定愁訴)ことが多い。

このような症状は、心の病気による自律神経の失調が原因と考えられている。自律神経は、全身に分布し、消化器の働きも支配している。胃液の分泌、胆汁や膵液など消化液の分泌、さらに胃の運動なども、自律神経という生体のバランスをとる神経の指令のもとに働いている。

ところが自律神経が失調をきたすと、生体のバランスがくずれ、神経による指令が円滑に出なくなる。したがって消化活動も低下し、いろいろな症状があらわれる。

このような理由から、胃神経症には自律神経調整剤が有効である。この主成分は、ガンマオリザノールという米の胚芽から抽出された天然の物質で、各種のビタミン剤や、いわゆる強肝剤が配合されていて、間脳の機能の乱れを調整し、自律神経失調症に基づく諸症状の改善作用がある。

昔から漢方薬として使われているアカメガシワには整腸作用のあることが知られているが、そのアカメガシワエキスの主成分マロニゲンには、胃腸疾患の弛緩のために起こる症状にも、また反対に攣縮のために生ずる症状にも有効で、胃の過酸に対しても低酸に対しても有効であり、異常を正常に戻す作用が報告されている。アカメガシワ製剤には、イノバングリーンなどがあり、胃神経症に有効である。
神経症には「精神神経安定剤」をまず挙げることができるが、後述のごとく習慣性や服用量の増加の傾向が出てくることから、その服用には気をつけねばならない。

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