経口血糖降下薬の中では最も古く、40年以上前から使われています。すい臓に作用してインスリンの分泌を促し、血糖の状態にかかわらず1日の血糖値を全体的に下げます。
- 成分名
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- アセトヘキサミド
- クロルプロパミド
- テキスト
- グリベンクラミド
- グリクラジド
- グリメピリド
グリクロピラミド
- 薬品名
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- ジメリン
- アベマイド
- デアメリンS
- イグルコン
SU薬(スルフォニル尿素薬)とは
血糖値を下げるホルモンであるインスリンは、すい臓のβ 細胞で分泌されます。SU薬は、すい臓のβ 細胞の細胞膜上にあるSU受容体(スルフォニル尿素受容体)という場所に結合し、インスリンの分泌を促進します。
これによって、服用後短時間で血糖値を下げます。すい臓に直接作用してインスリンの分泌を促すので、血糖値を下げる力は強力です。他のタイプの薬と併用されることも多い薬です。
注意点
SU薬の服用を始めても、食事療法や運動療法をしっかり続けることが大切です。
SU薬でインスリンの分泌量が増えて血糖値が下がると、空腹感が強くなって食べ過ぎを招き、体重が増えやすくなります。肥満になるとインスリンの効きが悪くなり、血糖コントロールがうまくいかなくなり、薬の増量や追加といった悪循環に陥りかねません。食事と運動に注意し、適切な体重を維持しましょう。
こんなときはすぐに医師または薬剤師に相談
SU薬は強制的にインスリンを分泌させるので、食事時問がずれたり、病気などで食事量が少なかったりすると、薬の作用が強く現れ過ぎて低血糖を起こしやすくなります。
動悸や冷や汗、手足のふるえなど低血糖の症状が現れたら、すぐにブドウ糖などを摂取し、頻度が多い場合は、医師や薬剤師に相談してください。発疹やかゆみ、貧血などが現れた場合も、同様です。
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