月経不順

月経不順の原因

女性の一生は、幼年期、思春期、成熟期、更年期、老年期とたどり、10~16歳が初潮、46~58歳ぐらいで閉経するとされている。

正常な月経の周期は子宮内膜の状態によって月経期(剥脱期)、増殖期、分泌期と分かれている。

排卵によって増殖期は分泌期へと変化していく。通常の場合月経周期は28日型のことが多く、規則的なこの周期は視床下部、下垂体前葉、卵巣の三気管が分泌するそれぞれのホルモンによって相互調節関係に組み込まれている。

卵巣、子宮はもとより体温、乳房、精神状態、自律神経系にまで周期的な変化が認められる。月経不順は視床下部、下垂体、卵巣のどこかに異常があれば起こることになる。ホルモンのアンバランス、子宮・卵巣の異常、精神的・肉体的ストレス、肝・腎・血液などの病気があると治療も複雑多岐にわたる。

画一的な治療は困難である。ホルモンの分泌異常による月経不順には若年者の無排卵性月経がある。この場合には、女性ホルモンの規則的投与で子宮出血を周期的人工的に誘発してやると、そのうちに月経周期が正常に発来することになる。

月経が持続してキレが悪く周期も乱れている場合には、機能性子宮出血である場合が多い。このような状態の時には、女性ホルモン剤の投与で10日前後出血を止めておくと、消退出血後には正常周期になる。

ただし、このような性ホルモンの投与は、医師の指示に従っていただくことになり、勝手なホルモン剤の服用はできない。漢方薬による月経不順の治療にも効果が認められている。この漢方薬は薬局で自由に買うことができるので評判がよい。

漢方医学的には月経不順は癒血が体内に生じたために起こることを考え、駆瘀血剤が適用される。その代表的な漢方処方は以下のとおりです。

生理痛の場合の漢方薬処方ガイド
月経前症候群→桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
月経困難症→芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
予防→桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)加味逍遥散(かみしょうようさん)

生理日を変更したい

近頃の若い女性は、生理日でも山や海などに出かける人が多くなった。昔は、結婚式の日取りなどを決める場合でも、女性の生理日などを考慮に入れて決めたが、最近ではその心配がまったくなくなった。

生理日を自由に変えることができる薬が登場したからである。ドオルトン、エデュレンがそれである。黄体・卵胞混合ホルモン剤で効果は抜群である。月経周期の延長や短縮のいずれの働きをもする。便利な話であるが、ホルモン剤の内服というのは慎重な扱いがほしい。無茶な服用は内分泌代謝に悪影響を与えることがしばしばある。
ホルモン剤は要指示薬である。医師や薬剤師の指示に従って飲む。

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