やけど

1秒も早く患部を冷やす

やけどはアイロンなどで瞬間的に小さな局面をつくるもの、また皮膚表面が赤くなってようやく水疱ができ、1週間くらいで治るものから、湯たんぽでやけどをして半年も治らないようなものまで、やけどの深さでも種々の程度がある。やけどは瞬間的に発生することが多いので、最低限の応急処置を覚えておいたほうがよい。

やけど直後には露出部位でも、着衣の上からでも第一に水で冷やすことである。これが数秒おくれても、やけどの程度は拡大することがある。

救急車を呼ぶよりも、病院へかつぎこむよりもまず第一に水をかけ続け、十分くらい冷やすこと。その後で衣類を脱がせるか切りとる。

次の処置は(皮膚全体が焼けてしまった第三度という深いやけどを除けば)、やけどの直後から24時間くらいまでの間に水疱ができるが、これを化膿させないことが大切。

これらはいずれも抗生物質を用いた軟膏で、やけどの細菌感染を抑える力がある。これで消毒がかなり充分と思えばそのまま数日間包帯をしたままおいてもよい。一度はガーゼと皮膚がくっついて困ることもあるが、やけどが治って正常な皮膚があらわれてくると然にはがれるようになる。

やけどが化膿した時には水疱を破って膿をふきとった上に、テラコートリルを厚く塗るとよい。これは強い局所抗生物質と炎症抑止剤である成分が入っている。

湯たんぽや電気あんかでやけどをすると、その中心部は白くなって周囲が赤くなる。いわゆる低温やけどで、湯たんぽや電気あんかは温度は低いが肌にふれている時間が長いので深いやけどになることがある。

これは皮下組織まで受傷したもので、うまく処置はできない。皮膚科か外科に行くべきである。

やけどの家庭的処置はあくまでも小さな範囲のものに限定されるべきである。なお、大根おろしやみそは感染防止上、絶対にやめてほしい。皮下組織卦で冒されたやけどは、治ったあとでケロイドを起こすことがある。ケロイドは皮膚が隆起してくる状態で、これを防止するためには、「アトピー」の項で述べたフルコートクリームでODT療法を行なうとよい。しかし激しいケロイドには毎日1回とりかえるのが望ましい。

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